品種:チャレロ、マカベオ、パレリャーダ
スペイン DO アレーリャ(バルセロナ近郊)
ワイナリー近くの三つ星レストラン「サンパウ」の定番カヴァ。
ぶどう畑越しに地中海を望む風景そのものを映し出している、軽やかでエレガントな味わいのカヴァ。瓶内発酵時に添加する酵母は、自社の畑に生息する何千という種類の酵母を採取・分析し、自社のテロワールらしさを表現するにふさわしい酵母を選抜し自社内で培養したもの。最もベーシックなカヴァながら瓶内二次発酵30ヶ月が求められるグランレセルヴァであり、彼らの場合は60ヶ月熟成させている。軽やかで優しい泡、かりんやレモン、白い花の香り、ドザージュ・ゼロのピュアな味わい。
ワイナリーは、バルセロナから20km程海岸沿いに北上したセラーラダ・デ・マリーナ国立公園の中にある。劇場型に広がる斜面にあるぶどう畑は、海風が湿気を振り払 い、アレナと呼ばれる砂質土壌がフレッシュな酸を与え、まさにこの地ならではのテロワールが存在する故、リオハ、シェリーに次いで1932年DOに認定された。こ の地出身のホセ・マリアは、1991年この国立公園を開墾しぶどう畑を植えた。その10年後がワイナリー初のリリースとなる。スペインで初めてSO2(酸化防止剤)を一切加えないカヴァを生み出した生産者でもある。