品種:アルバリーニョ 100%(手摘み/ 31 ~ 46年)
スペイン ガリシア
15区画で育ち9月6日~ 23日に収穫したアルバリーニョをプレス後、ステンレスタンクで発酵し、ワインにリンゴ酸を残すためにマロラクティック発酵を避けSO2添加で人為的に発酵を止め熟成した。グリーンイエロー色、ライムや黄色リンゴ、青いマンゴー、セルフィーユの香り、スッキリとしたドライなアタックに穏やかな果実味と切れ味のある酸、ほろ苦さがアクセントとなったスッキリなアフター。軽く濾過、無清澄、2022年5月に瓶詰め。
海岸から数百メートルのDOリアス・バイシャスのサブリージョンであるヴァル・ド・サルネスの中心に、アルバリーニョの畑を93年に購入したアルベルト。当初は近所の農家に倣ってこの土地の一般的な農法でスタートしたが、彼はすぐに自分の家の裏でもある畑に化学肥料を使用することが不快になりオーガニックに転換。アルベルトの土壌は近所から取ってきた海藻と醸造後の果皮を肥料にしており、散布するものはハーブをまぜたボルドー液と畑の周りの植物からの抽出液のみ。彼はこの土地を畑ではなく森として考えており、この20年間、草を刈るだけで畑は一切耕していない。収穫は酸の質を非常に重要視して、タイミングを見計らっている。15kg容量の小さな箱をつかい丁寧に収穫されたブドウから順に醸造を開始。セラーにおいては自然酵母を使用しマロラクティック発酵をとめるためとクリーンさを保つために極少量の二酸化硫黄を添加する以外は何も行わない。