品種:シラー 100% (手摘み/平均12年)
フランス プロヴァンス
SO2 瓶詰め前:15mg/L
キュヴェ名のルピヨンは軽い居眠りの意味。泥土・砂・石灰土壌に育つシラーを 8 月末に収穫し、全房で 7 日間マセラシオンカルボニック後、グラスファイ バータンクで 8 ヶ月発酵・熟成した。淡いルビー色、おとなしい香り立ちでフランボワーズやブルーベリー、わずかに土の香りが立ち上がる。摘みたてイチゴの果実味と酸味が、少しずつ拡がり深みをみせる。
生産者のアレックスは免疫学の研究者で、ワインの勉強は特にしていなかったが、ナチュラルワインに興味を持ち、5年間ルーション のDomaine du bout du monde(ドメーヌ・デュ・ブ・デュ・モンド)やジュラのdomaine Ganevat(ドメーヌ・ガヌヴァ)で仕事をして栽培と醸造を学んだ。リュベ ロン地方のルールマラン村近くに落ち着き、自分のワイン生産を開始。フランスの美しい村にも常に上位に選ばれている美しい風景が見られる地で2016年から醸造を開始。現在彼が手入れをする畑の面積は約4haになったが、古木も多く生産量は非常に少ない。一部キュベに少量のSO2を瓶詰め前に添加することはあるが、基本的に何も加えないというのがアレックスワインのポリシー。