品種:チャレロ88%、カベルネ・ソーヴィニヨン12%
スペイン 地中海地方
白ぶどうと黒ぶどう両方を用いて造られていて、スペインではこのタイプ のワインを「クラレテ」と呼ぶ。スイスイと飲める飲み易さが魅力!カヴァに使われるスペインのブドウ品種チャレロと、早摘みし僅か2日のみ醸したカベルネを熟成後翌春ブレンドし、瓶詰め。美しいオレンジ掛かったピンクの色調。生産者で1年半更に寝かせたspecial reserveで、前回入荷より旨味倍増。グアバの果実風味一杯で、オレンジマーマレードのニュアンスもある。ネクターの様な口当たりで、ピチピチ感もある。充実した果実感に程よい酸があり、カベルネ由来の仄かなタンニンも魅力的。冷やしてガンガン飲みたい!前ロットより残糖は減少し、仄かな甘みとなっている。SO2無添加。
オーナーのアルヴァーロ・ゴンサレスは、長らくぶどう栽培&ワイン造りの経験を積んだ後、2016年自身の ボデガを構えた。ぶどう畑は僅か2ha。当然ながら生産数量は少なく、2018年ヴィンテージで7000本程である。ペネデスの伝統ぶどう、つまりチャレロとパレリャーダのみを栽培 している理由は、これら品種が最もこの地のテロワールを表現すると考えているからだ。当初よりビオにて、またビオディナミによる手法をできるだけ実践したいと考えている。 醸造においては野生酵母による自然な発酵、フィルターや清澄は行わず、SO2は瓶詰時か澱引き時に僅かに加えるというものだ。自身のワインを世に出して間もないが、軽やかでエレガント、そして飲み易いスタイルをすでに確立している。