品種:プリミティーヴォ
イタリア プーリア州
アグロ・ディ・ガラティーナ地区にある標高約100メートルの石灰質を多く含む畑で育ったプリミティーヴォを、9月に収穫。ステンレスタンクで発酵。マセラシオンは 15日間。タンクで熟成後に瓶内でも最低3ヶ月間熟成させてリリースしている。紫がかった濃い赤い色味のプリミティーヴォ。カシスの豊潤ではっきりと濃い香りとさくらんぼのようなジャム感とブラックペッパーを思わせるスパイスの香り。 果実味はジューシーでたっぷりの果実感がアタックから口の中に広がり、まろやかなタンニンも相まって葡萄の果実を嚙みしめるような美味しさ。骨格がしっかりしたバランスの良いワインで、イタリア料理のメインとのペアリングに適している。
ワイン名になっている「Madreterra」とは母なる大地、全ての起源はこの大地にあるという意味。先代当主のヴァローネ氏は1950年頃から盛んだった超大量生産に走る南イタリアのワイン造りに疑問を抱き原点回帰。過度な大量生産から脱却し、昔ながらの無農薬栽培、そしてクオリティーを重視したワイン造りを目指してワイナリー運営を行っている。
イタリアの踵の部分、プーリア州に位置しており、地元の用語で「ピロマフォ」と呼ばれる干ばつに耐え得る石灰が豊富な土壌で構成されている。プーリアのイメージに通じるはつらつとした果実感と繊細さを感じる上質な酸が両立しており、文句なしのバランスを持ったワインを生み出すワイナリー。