品種: トレッビアーノ100%
イタリア トスカーナ
マセラシオンを約1週間施したタイプ。6ヶ月間のシュールリー(白ワインを澱の上で熟成させることで酵母由来の風味や旨味がワインに加わりタンニンがやわらぐ)。6ヶ月以上熟成させ、しっかりと色が抽出された外観をもつ白ワイン。2021年は通常ビンテージより半年長くタンク熟成した。
オレンジピール、黄桃、シェリーの深みのある香り。まるみのある酸味と果実味。マセラシオン由来の旨みとコクがあり、余韻がほんのりスパイシーでドライなワイン。
カルロ・タンガネッリは、トスカーナのアレッツォ県、キャンティとモンテプルチァーノに挟まれた、トスカーナ農業の伝統が豊かに息づく中世の街、カスティリオン・フィオレンティーノで事業を営む小さな蔵。古代ローマ時代からトレッビアーノを生産しているエリアで、5代目のマルコ・タンガネッリによると、「ガレストロと呼ばれる石灰岩と泥灰岩の混じった土壌はトレッビアーノに最高の土壌」
トレッビアーノの美味しさを最大限抽出するために、収穫は10月中旬以降に皮が強く厚くなった完熟の状態で行い、伝統的な工程であるマセラシオンすることで皮のタンニンと旨味、深い味わいが楽しめるトレッビアーノに仕上げる。