品種:サンジョヴェーゼ、シラー
イタリア トスカーナ
イタリア トスカーナ
Ipogeoは大地の下の意味。目に見える地上の事のみならず、大地の生命、生態系をも考えている。農園に咲く野花や野草の温かみのある香りと、バラやすみれのエレガントさ。ほんわかとタンニンが滲み出るようなワイン。
サンジョベーゼはバルコ(砂質100%の土壌)、シラーは北向き斜面(砂&石灰質土壌)で栽培。収穫後はステンレスタンクにて7日間マセラシオン発酵、セメントとステンレス50%ずつで12ヶ月以上熟成。瓶内熟成3ヶ月。
クランベリーやカシスの小粒の赤果実は、程よく溶け込んだタンニンとのバランスが良く、清々しい飲み心地。香り高くクローブやアニスのスパイス感、冷やしめの温度帯でも十分にその複雑な香りを感じ取ることができる。生ハムやチキン、温野菜等重すぎない料理と一緒にどうぞ。
キャンティエリアの中でも特に優れた特徴を持つ7つのエリアの一つ、「キャンティ・モンタルバーノ」に位置する標高250m前後の畑で、ビオディナミコで葡萄を栽培している。トスカーナを代表する「ガレストロ」と呼ばれる泥岩を持ち、アドリア海に開けた南西向きの畑からは、凝縮した果実の奥から、ワインに骨格を与える心地よい塩味と温かみのある柔らかいタンニンが生まれる。
1999年から徐々に自然農法を取り入れ、2004年から完全にビオディナミコに移行。
農園の総面積は110ha。栗林、オリーブ、ぶどう、地中海特有の植物など様々な植物がミックスされている。畑は全て森に囲まれていて、ケミカルな要素が入り込めない自然な環境。真っ当な自然派がごく僅かなキャンティ地区での偉大な功績が認められ、2009年版のイタリアBIOワインガイドにて、たった一つの蔵元オブ・ザ・イヤー、最高位を受賞している。