品種:ガルナッチャ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ウル・デ・リュブレ(テンプラニーリョ)、シラー
スペイン カタルーニャ
SO2無添加
粘土、シルト、砂が混ざり合う土壌で育った平均樹齢30年の自社畑のぶどうを、収穫後に除梗、軽く破砕し、ダイレクトプレス。ステンレスタンクでアルコール発酵、熟成。
やや濃い目のガーネットの外観。ブラックベリーの凝縮した果実味にブラックペッパーのアクセント。パワフルで野性味あふれる味わいながら、余韻には柑橘の洗練された酸とタンニンが心地よい。グリルした豚肉やチキンが食べたくなる、食欲がわく赤ワイン。
蔵元は、超有名DOのペネデスとプリオラートに挟まれた超無名なラ・ノウ・デ・ガイア村。海から4km、背後は山。常に風が吹き、40度を超えた異常熱波の2019年も30度止まりの冷涼な地。畑は純度が極めて高い石灰岩が長年に崩れた白いパウダー砂で、ミネラルのミクロ的細やかさに繋がる。醸造は、ぶどうの重さだけで流れ来るフリーランだけで醸す。全て除梗し、破砕はせず粒は潰さない。(いわゆるグラン・アンティエ(フランス語))タンクに入れ、下の部分が重力で潰れて発酵が始まる。畑の元気良いぶどうで初めにスターターを造り元気な自然酵母を育ててから発酵が始まる。SO2無添加。