品種:カルトゥシャ(チャレロ)
スペイン カタルーニャ
粘土、シルト、砂が混ざり合う土壌で育った樹齢40~60年のカルトゥシャを除梗、軽く破砕し、ステンレスタンクで30日間マセラシオン、発酵。プレスし、一番絞りのみを使用。澱と共にステンレスタンクで8ヶ月間熟成。清澄、フィルターなし。SO2無添加。
キラキラ輝くイエローの外観。オレンジピールの凝縮した果実感に、和柑橘の酸と細やかなタンニンが心地よい。ぶどうの熟度が上がっても、美しい酸がバランスよく絡み合うノウ・メスのカルトゥシャ。30日間のマセラシンでも過度な抽出感はなく、抜栓2日目に旨味が旨味がのって来る。
蔵元は、超有名DOのペネデスとプリオラートに挟まれた超無名なラ・ノウ・デ・ガイア村。海から4km、背後は山。常に風が吹き、40度を超えた異常熱波の2019年も30度止まりの冷涼な地。畑は純度が極めて高い石灰岩が長年に崩れた白いパウダー砂で、ミネラルのミクロ的細やかさに繋がる。醸造は、ぶどうの重さだけで流れ来るフリーランだけで醸す。全て除梗し、破砕はせず粒は潰さない。(いわゆるグラン・アンティエ(フランス語))タンクに入れ、下の部分が重力で潰れて発酵が始まる。畑の元気良いぶどうで初めにスターターを造り元気な自然酵母を育ててから発酵が始まる。SO2無添加。