品種:メルロー60%、カベルネ・フラン40%
フランス 南西地方
ブノア・プリッセとレイラ・ラールが育てたシルト状粘土に植わるメルロ、レスティニャックと同じシグレス村のジャン・バプティスト・ルーが育てたカベルネ・フラン。淡い僅かに紫がかったルビーの色調。軽やかなチェリーやラズベリーの赤果実風味に、野に咲くスミレなど赤花のチャーミングな香り。ふわふわ浮かぶような軽やかな口当たりで、赤い花の香りが口中に広がる。平和な日常のような味わい。
ベルジュラックの南部の自然派生産者カミーユ&マチアス・マルゲにより2008年設立されたシャトー。
13haのぶどう畑は、自然に囲まれた天国のような環境で、雑木林や生け垣、野鳥など様々な生き物や微生物が生息する池などの中で複合農業が営まれている。植物相は全くの野生的なもので、毎年その年に相応しいぶどう栽培の方法を自然から教えられている。
ワインについての学業を終えワイン造りの経験も積んだ彼らは、周りから”ネオ・ヴィニュロン”と呼ばれる存在だ。
従来の生産者のように 決められたやり方で単にぶどうを栽培しワインを醸造するのではない。彼らは、「生きているワイン」と「健全な食べ物」が好きで、そのようなワインを造りだす為に、彼らに与えられたテロワールをよく知り、適した栽培を臨機応変に行っている。そうして出来上がったワインは、まさに生き生きとしていて実に美味しい。
SO2は基本的に全く使用しないが、必要とあれば僅かのみ添加することは厭わない。
【新情報】
2018年レスティニャックではネゴシアン「オー・レ・ミュール」Hors les Murs(HLM)を設立。 同時にレスティニャック名ワインはより高品質なワイン造りを追求する為に畑を7haに減らし、やる気のある若手栽培家に譲った畑の栽培は任すという新体制を開始。HLMはレスティニャックの指導の下若手が栽培したぶどうと、レスティニャックが太鼓判を押した買いぶどうから醸造する。勿論すべて有機栽培で醸造は全てマチアス&カミーユが行っている。更なる進化に期待が高まる。