品種:グリニョリーノ 100%
イタリア ピエモンテ州
樹齢60年以上の古木からベストな葡萄を使用。ステンレスタンクで自然酵母発酵。 マセラシオン20日間。熟成はステンレスで 12ヶ月、その後大樽とアンフォラで 12ヶ月、瓶内でも2年以上熟成してからリリース。 アルヴェッセは古いピエモンテの言葉で夜が明けることを意味し、グリニョリーノの色から。
香り :ディープなリキュール感のある深い香り。ダークチェリー、ヒノキ、コアントロー、醤油。 大樽の雰囲気が絶妙なアクセント。
味わい :密度の高い果実とグリニョリーノの豊富なタンニンがひしめき合うパワフルな果実味。 長期熟成が可能なスケールの大きなグリニョリーノ。
ジェノアで鉄道のエンジニアとして働いていたルイージとその妻エレオノーラの2人が、バルべーラ種の生まれ故郷でもあるモンフェラートの美しい景観と素晴らしいワインに出会い、魅了されて移住を決意。2008年に後継ぎが居らず存続が困難になっていたクアレッロという古いワイナリーから5haの畑を購入て立ち上げたワイナリー。
1900年に建てられたワイナリーを改装し、同じくジェノア出身の料理人アンドレアとエリサと共に、ワイン造りとアグリツーリズモを共同運営している。標高350m、カンティーナの真下の斜面に彼等の畑は、石灰粘土質、南向きの日あたりの良い丘陵の斜面に位置するお陰で、昼夜の寒暖の差がしっかりあり、朝方霜が降りていてもすぐに溶ける。バローロにも負けない日照条件。ブドウの熟度が非常にあがりやすくブドウにしっかりとした果実味をもたらす。
クアレッロから引き継いだ畑には、以前から農薬に害されていない素晴らしい樹齢60年以上のグリニョリーノとバルべーラの樹がある。グリニョリーノはモンフェラートが発祥とされるピエモンテの土着品種で、彼等のワインの中でも特に個性的で輝きを放っている。
彼等の畑仕事は、美しい景観を守りその土地の自然なワインを造るという考えにより、一部ビオディナミを取り入れた無農薬で行われている。土にはビオディナミ調剤、緑肥はアブラナ科植物とマメ科植物を用いた自然な物を使用し、元気のある土地と植物達を生かす自然のサイクルが保たれ、ブドウの樹自体の病気などに対する耐久性を強くしている。