品種:マルヴァジア・ディ・カンディア・アロマティカ60%、モスカート20%、マルサンヌ5%、トレッビアーノ5%、オルトゥルーゴ5%、ソーヴィニヨン5%
イタリア エミリア=
ブドウの樹齢は15~50年。
香り:ドライアプリコット、キンカンのシロップ漬け、カラメル、
味わい:柔らかい泡と力強い果実感。
若き当主のクラウディオ・カンパネールは、2017年より本格的にワイン作りに着手。数年前に購入した1980年の畑は、海抜250m、南東向きの粘土質土壌に、マルヴァジア・ディ・カンディア・アロマティカ、モスカート・ビアンコ、マルサンヌ、バルベーラ、ボナルダが、かつてのように1ヘクタールだけ植えられている。有名な熟練ディスティラー、カポヴィッラとともに得た経験もあり、クラウディオはミラノでの事務職を辞し、エミリア=ロマーニャでの新しいプロジェクトに専念する。畑では硫黄と銅の湿潤剤のみを使用し、草抜きと遅刈りを行う。収穫は、ブドウにストレスを与えないよう20kgの木箱で手作業で行い、発酵は自然発酵で、清澄や濾過は行わない。葡萄の特徴を引き立たせるため、セラーでは全ての工程をグラスファイバーとセメントのタンクで行う。発酵した2つのワインは、マストを加えることなく、先祖伝来の方法で造られる。醗酵終了後の果皮・種などをさらに発酵・蒸留しグラッパを作り、その残滓が土壌に戻される。