品種 アルヴァリーニョ
全房を軽くプレス。温度管理のあるステンレスタンクでゆっくりアルコール発酵。その後ステンレスタンクで6ヶ月間熟成。アルヴァリーニョはドウロで広く栽培される品種ではないが、自社畑の一部の花崗岩質土壌に2008年アルヴァリーニョを植樹。
ペインのガリシアなど海岸沿いで造られるアルヴァリーニョ。『海のワイン』と呼ばれる品種を、標高 600m の『山のワイン』として新たに表現。
洋梨や青リンゴのフルーティで清涼感ある香り。海沿いのアルヴァリーニョの塩気を感じるミネラルではなく、ぶどう本来の甘みと旨みを引き出すまろやかな山のミネラルを感じる。
フォリアス・デ・バコの畑はドウロ地方のサブ・ゾーン、シマ・コルゴの最標(550m~700m)で、冷涼さのある場所。表土の浅いシスト土壌で石がごろごろした畑や、花崗岩質土壌も一部にあり、ドウロの中でも最も痩せた土壌。
厳しい環境で育ったぶどうは、人為的介入を最低限にとどめ、多くの場合グラップ・アンティエールでラガール(ドウロの伝統的な桶)で軽く踏んだり、ほとんど破砕せずに醸造される。現代醸造技術の知識も思慮深く使いながら、伝統を大事にしている。