品種 モスカテル・ガレゴ
ポルトガル ドウロ
ドウロの歴史ある品種で、酒精強化ワインとなる事が多いモスカ
テル・ガレゴ。それをアロマティックでありながらキレッキレのド
ライに仕上げたマスカットや柑橘の華やかなニュアンス。単⼀品種でありながら育ちは 25 品種以上の混植畑。だから、アタックには直線的な果実を感じつつ、余韻の奥深さと長さがある。ダイレクトプレス。ステンレスタンクでアルコール発酵。そのまま澱と共に 5 ヶ月熟成。
フォリアス・デ・バコの畑はドウロ地方のサブ・ゾーン、シマ・コルゴの最標(550m~700m)で、冷涼さのある場所。表土の浅いシスト土壌で石がごろごろした畑や、花崗岩質土壌も一部にあり、ドウロの中でも最も痩せた土壌。
厳しい環境で育ったぶどうは、人為的介入を最低限にとどめ、多くの場合グラップ・アンティエールでラガール(ドウロの伝統的な桶)で軽く踏んだり、ほとんど破砕せずに醸造される。現代醸造技術の知識も思慮深く使いながら、伝統を大事にしている。