品種:グレラ90%、ビアンケッタ・トレヴィーゾ、ぺレーラ
イタリア ヴェネト
Settoloは畑の地名にちなんだワイン。自然農法によって活性化した自然酵母から生まれた上質なプロセッコ。通常9月の最終週に手摘みで収穫。この時点で、ブドウの健康状態を見極めることで、ワインの品種の特徴とアロマを最大限に表現する。ソフトプレス後、フリーランのみを18℃にコントロールされた温度で15日間ステンレスタンクで自然酵母で発酵させる。発酵が終わると澱引きを行い、その後フィルターをかける。マルティノッティ方式(ステンレス製の密閉圧力容器であるオートクレーブ内で二次発酵)。2次発酵終了後に瓶詰め。So2はプレス後と瓶詰め前に極少量のみを使用。
2021年ヴィンテージは、特に香りが華やか。きめ細やかな泡に持続性があり、色は緑がかった反射のあるごく淡い麦藁色の黄色。ブーケは程よい強さで、青リンゴと、桃に藤の花やようなフローラルな香りが広がる。食前酒や乾杯に最適で、リゾット、野菜の前菜、軽い魚料理にもよく合う。8〜10℃でのサーブがおすすめ。
1960年代にチェーザレ・コラーヴォが立ち上げたワイバリーで、現在はチェーザレの息子であるマッシモ、マルコ、マウロの3兄弟が引き継いでいる。所有するブドウ畑僅か5ヘクタールしかなく、スパークリングの生産者としてはかなり小規模のファミリーワイナリー。合成化学物質は使用せず、トラクターの使用も極力控えている、石灰質、鉱物、粘土質の土壌を、植物由来の有機物、有益な微生物の力で肥沃にしている。