品種:カベルネ・フラン
フランス・ロワール地方
2014: 熟成ペットナット。シスト(片岩質)とクアーツ(石英)土壌の標高の高い南向きの斜面から収穫したぶどうを使用することにより、熟しつつもフレッシュ感あるペティヤンに仕上げた。瓶内発酵熟成1か月半後、手でデゴルジェし打栓。
入荷当初、極度の還元状態であったがここへきて(2023年)還元がスッキリ取れた。しかも、程よい熟成感のあるペットナットとしては異例の複雑な味わいに。
オレンジ掛かったサーモンピンクの色調。木苺や小赤果実の果実風味に熟成感を感じる香り、泡は細かくクリーミーで、複雑な味わい。
ガローヴァンは、2010年にセドリック・ガローにより設立された、全く新しいドメーヌ。ボルドー・リブルヌのワイン学校でぶどう栽培・ワイン醸造を履修した後、1年ニュージーランドのワイン生産者で実践を積む。 父が シャトー・ドゥ・ブルイユで働いており元々この地の出身だった彼は、10年以上ビオにて栽培されていた2.2haの理想的なぶどう畑を手に入れ、このドメーヌを設立した。 以来、栽培や醸造に必要な器具を少しずつ揃え、醸造所を造り、収穫したぶどうを置く場所を新設してきた。
3haの畑から僅か8000本のワインを産する小さいドメーヌにすぎないが、セドリックは美しいアンジュの魅力を最大限表現するため、自然なぶどうから亜硫酸を極力使用せず、区画ごとの味わいを表現するためブレンドせず、区画ごとにキュヴェを造る。