品種:シラー50% サンジョベーゼ 50%
ラベルの「bom ba ba ba」ボン・バ・バ・バとは戯曲「バッコ・イン・トスカーナ」(F.リディ作)の中で、トスカーナワインを飲んで陽気になったバッカスが叫んだ喜びの声。
シラーは 9 月中旬に収穫。サンジョヴェーゼはその 10 日後に収穫。ソフトプレス、マセラシオンは 2~3 日間。発酵中は手作業でルモンタージュ(発酵を均一に促すため発酵中、発酵槽の下からポンプで液体を吸い上げて、上から循環させる作業)。225L のオーク古樽で細かい澱とともに 6ヶ月熟成。週 1 回、手で攪拌。ワインが落ち着いたら、数回移し変え。最後に、大きな樽に移しかえて 1 ヶ月ほど落ち着かせボトリング。3 ヶ月間ボトル内熟成。
スパイシーで落ち着いたニュアンスのワイン。ブラックベリー、プラム、鉄、ブラックオリーブ、ほのかに黒胡椒とシナモン、赤い花のような深みのある香り。非常に良く熟した雰囲気で落ち着きがありながらも充実した香りが楽しめる。味わいは、シラーのコクがしっかりと強調されたジューシーな果実味で酸味とタンニンのバランスも良い。
Guado al Meloは、トスカーナ州ボルゲリ地区の中心、最高の地域と言われているカスタニェート・カルドッチ地区に1999年設立されたワイナリー。
オーナーであるミケーレ・シエンツァの家族で経営しており、現在ワイナリーのすべての指揮を取っているミケーレは、醸造家であり、生物学者でもある。葡萄畑は約30ヘクタール。粘土質の上に砂質が被さっているので水はけが良い。彼らはイタリアでは珍しいサステーナブル農法を実施している。