品種:グリュナーヴェルトリーナー ショイレーベ ヴァイスブルグンダー、ノイブルガー ヴェルシュリースリング
オーストリア ノイジードラーゼ
混植混醸のゲミシュターサッツ(畑に植えられた3種類以上のブドウ品種を、いっせいに収穫しいっせいに醸造する)で、この地域で1950年代からKoreaと呼ばれていた畑を16年に借り、ビオディナミで育てた5品種を除梗し醸しプレス後、10 ~ 20hlのフードル発酵・熟成。レモンイエロー色、バナナやライチ、マスカットのおとなしい香り、瑞々しい味わいとスーッと馴染む味わい、心地の良い柚子ジュースの酸味とドライな味わいが印象的。SO2は、瓶詰め時:15mg/L トータル:14mg/L
ブルゲンラント地方の北方、ノイジードラーゼ湖の北岸にあるヴァイングート・ベックは家族経営のワイナリー。伝統的にこのあたりは小さな農家が点在・混在しており全ての農家がワインをつくっている。元々は色々な農業を兼業していたベック家でしたが、1975年、マティアス・ベックの代よりワイン造りのみにフォーカス。5haから始まり、現在は15haまで畑は広がっている。
2001年、娘のユーディトがフランス、イタリア、チリでのワイン研修を終えて帰国したのを機に醸造責任者を彼女に任せた。2007年に彼女は完全に父からワイン造りの全てを引き継ぎ、畑をビオディナミ農法へ転換させていく。
彼女は伝統的な品種のツヴァイゲルト、ブラウフレンキッシュ、ザンクトローレント、ヴァイスブルグンダー、ヴェルシュリースリングを好む。土地の生物多様性のおかげでユーディト・ベックのワインは、全くリスクを負うことなく、何も添加せず自然酵母のみでの自発的な発酵を可能にしている。