品種:ツヴァイゲルト100%
オーストリア ノイジードラーゼ
平地の石灰まじりの砂利土壌で育つツヴァイゲルトをプレスしステンレスタンクで発酵し、225Lの木樽で熟成し瓶詰めした。黒色中心のガーネット色、レッドプラムや山ぶどう、ドライフルーツや青草の香り、キュッと引き締まった酸味に中程度のタンニンが溶け込んだミディアムタイプの味わいで青い香りがややアフターに残ります。SO2:瓶詰め時:20mg/L トータル:10mg/L
ブルゲンラント地方の北方、ノイジードラーゼ湖の北岸にあるヴァイングート・ベックは家族経営のワイナリー。伝統的にこのあたりは小さな農家が点在・混在しており全ての農家がワインをつくっている。元々は色々な農業を兼業していたベック家でしたが、1975年、マティアス・ベックの代よりワイン造りのみにフォーカス。5haから始まり、現在は15haまで畑は広がっている。
2001年、娘のユーディトがフランス、イタリア、チリでのワイン研修を終えて帰国したのを機に醸造責任者を彼女に任せた。2007年に彼女は完全に父からワイン造りの全てを引き継ぎ、畑をビオディナミ農法へ転換させていく。
彼女は伝統的な品種のツヴァイゲルト、ブラウフレンキッシュ、ザンクトローレント、ヴァイスブルグンダー、ヴェルシュリースリングを好む。土地の生物多様性のおかげでユーディト・ベックのワインは、全くリスクを負うことなく、何も添加せず自然酵母のみでの自発的な発酵を可能にしている。