品種::ユニ・ブラン
フランス コート・デュ・ローヌ
粘土質石灰土壌。全房で圧搾後、自然に発酵。細かい澱と共に8か月熟成。コラージュ(濁り成分を塊にし、沈殿させて取り除く事)も フィルターにも掛けず、SO2も添加せず瓶詰め。生産量700本のみ。淡いイエローの色調。洋ナシや黄桃の果実風味豊かで、ミネラルっぽさも感じる。やや厚みある口当たりでミネラル感もあり、豊かな黄桃果実が広がり、酸もしっかりしている。
少しくぐもった外観から想像する柔らかさに反して、グレープフルーツのスッキリ感でミネラリーなワイン(店主所感)。
”パピヨン”の所在する北ローヌ、アルデッシュは、自然派にとって理想郷と言える。
元を辿れば自然派ワイン醸造指導者のジャック・ネポールのアドヴァイスの基、1980年ドメーヌを立ち上げた大御所”マゼル”を起源に、マゼルの畑の一部を譲り受けて2010年からシルヴァン・ボックがヴァン・ナチュールを造り始めた。 さらにシルヴァン・ボックの子分的存在が、この”パピヨン”を立ち上げたメリル・クロワジエールだ。メリルの2人の祖父は共にぶどう栽培家で、幼い時からワインは身近な存在だった。
ある年いつもの様に収穫と醸造の手伝いをしていた時、突如として彼はワインの魅力に憑りつかれてしまった。 以来、ワイン醸造士の国家資格を取得し、マゼルを皮切りに各地でワイン造りの経験を積み、満を持し2012年自身のドメーヌを設立した。メレルは、アルデショワーズ(Ardèchoise)の品種の他に、ハイブリッドのブドウも植えており、将来どのようなワインになるか興味深い。
畑はすべてビオ。 野生酵母の自然な働きで発酵、濾過・清澄はせず、SO2も殆ど、或いは全く使用しない。