品種:カベルネ・フラン100%
フランス ロワール
10 月 11 日収穫後に3時間の短いマセラシオン後、プレスしグラスファイバー槽で発酵。SO2 は 10mg/L 添加。
ブルターニュ出身のマチュー・ロトリエ氏(41 才)は若い頃はハンディキャップ者の介護補助、短編映画の作成など様々な職を経たのち、ある時ワイン造りの研修を受け、ワイン造りはアートに似ている、これぞ 自分の求めていた仕事だと思い、2005 年にワイン学校、2008 からマルク・ペノーのところで 4 年間研鑽を積んだ。2012 年にロワールのこのモントルレ村に移り住み、ワイン造りを志す。このモントルレ村は昔はシュナンの大きな産地であ ったが現在は5haを残すのみ。マチューは古い樹の畑を借りることができ、古い時代の復活に想いを馳せ、 この地でワインを造り始めた。昔はロワール川 の交易で栄えていたントルレ村のエリアは、満潮時には St-Florent le viel まで入り込む為、西からの海風の影響を受ける西端となる。彼岸の最満潮時や冬の嵐の際には、風がもたらす大西洋の塩分やヨード、波しぶきがぶどうの熟成に複雑さをも たらしてくれる。蔵名の由来は、彼の借りた古いシュナンの畑名がレ・シャン・ジュモー(Les Champs Jumeaux)で、それを彼の好きな音楽 Chant に 変えてゆくという想いを込めて。伝統的な銅、硫黄に加えて、ドメーヌの周りで取れるイラクサ、ヒレハリソウ、トクサ、シダ、柳の煎じ薬を使用する。ブドウは手摘み、天然酵母、補糖なし、無濾過、亜硫酸はどうしても必要な時使用。プレスには時間をかけ 8 時間から12 時間、時には36時間かける。