品種:パッセリーナ・デル・フルジナーテ80%、マルヴァジア・デル・ラツィオ15%、モスカート・ジャッロ5%
イタリア ラツィオ州
パッセリーナ主体で醸造される上級の白ワイン。特に良い葡萄を選果し、年間極少量だけ生産される。
9月の下旬に手摘みで収穫された葡萄をソフトプレスし、ステンレスタンクで自然発酵。12日間のマセラシオンの後、栗樽とオーク樽で6ヶ月熟成後ノンフィルターでボトル詰めされる。
例年と明らかに違う琥珀色の外観。香りもしっかりとした風格のある香りがグラスの中でたっぷりと溢れる。レモンカラメル、エストラゴン、貴腐菌のような甘い蜜のようなほのかな香りも感じられ、この年の葡萄のポテンシャルを感じ取れる一品。
大樽熟成の雰囲気もワインのスケールを高めてくれている。果実味はかなりギュッとした印象。しっかりとした酸味と果皮由来のタンニンが勢いのある果実味を引き締め、大人な雰囲気の醸しワイン。
現当主の栽培に対しての第一の法則は植物と土地の相利共生のバランスを崩さないことで、畑での仕事は無農薬で行われている。