品種：すべての黒ブドウ （手摘み／ 5 ～ 25年）
オーストリア ブルゲンラント地方
8月上旬収穫・除梗後、ステンレスタンクで4時間醸し、空気圧式圧搾、ステンレスタンクで発酵後。 シャルマ方式で二次発酵（大きな密閉釜での二次発酵）。無濾過・無清澄／残糖：9g/L。ノイジートラーゼ湖東岸ハンガリー国境でマインクラングが育てるすべての黒ブドウを除梗しステンレスタンクで醸し後プレスし発酵、 シャルマ方式で二次発酵し瓶詰めした。綺麗なサーモンピンク色、フランボワーズ、若葉、バラのアロマ、柔らかい泡が拡がり、アタックは心地よくスムーズな口あたり、アフターは摘みた てベリーの甘酸っぱさがアクセントとなっている。
オーストリアと旧東側国ハンガリーとの国境から車で5分10分足ら、世界遺産ノイジードラーゼ湖の南東岸、ハンガリー国境すぐそばに位置している。ヴァイングートを開設する2001年まではミヒリッツ・ファミリーが代々営む複合農家で、小麦などの穀物栽培、リンゴなどの果樹栽培、牛、豚、馬、羊等の牧畜業が中心であった。現在は、これらワイン以外の農業 が、ビオディナミで育てるブドウ畑に多大な恩恵をもたらし密接な関係性を保っている。ビオディナミ農法の大きな特徴の一つであるプレパラシオンも自家製で、自らの農園で育てたアンガス牛の角と、牛が自農園で食べた牧草が糞を500番調剤として使用している。30年前は40haだった農園も現在は2500haにまで広がり、その90%以上はハンガリーに所有している。ここは粘土砂質土壌。ハンガリーにもDO Somloに火山性土壌のブドウ畑を2ha持っている。