品種:モンテプルチャーノ100% イタリア アブルッツォ
ブドウを限界まで完熟するのを待つため収穫は 10 月中旬。手摘みで丁寧に収穫後、除梗後にプレスしてステンレスタンク内で発酵。マセラシオンは自然酵母で 7~8 日間行う。熟成は大樽で1 年間。ノンフィルター、無清澄でボトリング。収穫を遅らせた事によるブドウの濃厚な味わいが詰まっており、パワフルでいてナチュラルなモンテプルチャーノ・ダブルッツォに仕上がっている。
スパイス、ブラックベリー、熟成ハム、キノコ類、リコリスなどの非常に 濃く深い香り。大樽と瓶内での熟成による重厚感のある雰囲気。口に含むと甘く完熟した濃厚な果実味が口いっぱいに広がる。豊富な果実味に負けない骨太なタンニンと自然な旨味のある余韻。 「自然な造りで重厚なワイン」という希望を叶える珠玉のモンテプルチャーノ。
2003年に設立されたラシッチはアブルッツォ州テーラモ県コントログエッラにあり、所有する畑が僅か3ヘクタールの小さな家族経営ワイナリー。当主エマヌエーレと弟のピエロ2人の兄弟を中心に畑作業、ワイン醸造を自ら行っている。彼らの畑はアドリア海から10kmの場所にあり標高は約230m、海からの風が山に届く。土壌は粘土質が主体で石灰質が少し混じっている。葡萄栽培の仕立てはコルドーネ・スぺロナート(2本の木を支柱を中心にTの字に仕立てている)。