品種:ヴェルシュリースリング50%, ゲルバー・ムスカテラー30%, ソーヴィニヨンブラン20%
オーストリア ズュートシュタイヤーマルクDAC
アルプス山脈の影響を受けるオーストリア南部で育つブドウ3種で 造ることから「一つのグラスにシュタイヤーマルク州」という意味の キュヴェ名に。除梗して8時間醸しプレス後、ステンレスタンクで11ヶ月発酵・熟成。ライトグリーン色、すりおろしリン ゴ や パイナップル、ライム 、青リンゴの爽快なアタックに喉越しの良い味わい。
オーストリアのシュタイヤーマルクでも最も標高が高いザウザルと呼ばれるワイン生産地帯で代々、ワイン造りを営んできたSchauer(シャウアー)家。眩暈がするような高標高の急斜面に単一畑を複数有し、サステナブル農業とエレガントでフィネス溢れるワイン造りを追及してきた。標高564m、山々に囲まれ、周りは急斜面の畑ばかり、そんなロケーションにセラーと畑がある。 ザウザルの地は300万年前の古生代に形成された千枚岩と呼ばれるスレート土壌。高標高からくる昼夜の寒暖差がブドウをゆっくりと時間をかけて育て、バランスの良い良質な酸を保ちながらブドウは熟する。そして、土壌の影響で 良質なミネラルとフレッシュ感、特徴的な深くスパイシーなフレーヴァーをも蓄える。
畑のすぐそばではブッシェンシャンク(ホイリゲ同様、伝統的な居酒屋) とゲストハウスも営んでいる。二人の兄弟がワイナリーの中心人物であり、畑は主に弟のベルンハルトが担当、兄は醸造をメインで担当している。収穫等の季節労働者を除いてその他には父と一人の従業員が働くのみの家族経営。