品種:グロローグリ(アンジュー)、ミュスカルージュ(アルザス)(手摘み/ 20 ~ 40年)
フランス サヴォワ
アンジューから購入したグロローグリは全房で醸し後グラスファイバータンクで発酵・熟成、アルザスから購入したミュスカルージュは直接圧搾しグラスファイバータンクで発酵・熟成、アッサンブラージュ熟成させた。透明感のある淡い紫ルビー色、イチゴやクランベリー、バラ、スミレの香り、果実味豊かで口中にジューシーな味わいが拡がる心地
よさ、程よい中程度の酸味とバランスよく上品なタンニン。無濾過無清澄。SO2無添加。
※2021VTGより醸造場所をサヴォワに移転。
オランダ、ベルギー、イギリス、モンルイでソムリエとして働いてきたオランダ出身のリザンヌ・ヴァン・ソンが始めたプロジェクト。リザンヌがワイン造りを志し初めてロワールに来たのは2013年、トゥーレーヌの自然派ワインの作り手ノエラ・モランタンのところで働きはじめる。その後、ワイン造りを体系的に学ぶためにアンボワーズの醸造学校へ進む。卒業後はモンルイ・シュール・ロワールの生産者のもとで修業をつんだ。アンボワーズとモンルイ・シュール・ロワールの中間あたりのヴーヴレイ側(ロワール川右岸)の石灰でできた崖に造られたノワゼという村を拠点としている。この村特有の崖の中に掘られた通路や住宅の一つの奥行きある洞窟を借り、蔵(シェ)として使用いる。2018年の発足時からずっと畑を持つことができなかったため、ロワールとアルザスの買いブドウを使っている。畑を持たない身軽さを逆手に取り、発酵が落ち着く1月・2月にはオーストラリアでワイン作りをおこなっている。