品種:ゲルバー・ミュスカテラー、ゲヴュルツトラミネール、ミュラートゥルガウ
同じ日に収穫した3種類のぶどうを、足で潰して果皮と共に10日間発酵。プレスし皮と分離した後さらに10日間とゆっくり発酵させた後、ステンレスタンクで10ヶ月熟成させている。そのため、10.5%と低いアルコール度数ながら、旨味・ミネラル・酸のバランスが良く、しっとりとしたタンニンが絡み合う。
グラスに注いだ瞬間から、ふわっと溢れるトロピカルフルーツやアールグレイの華やかなアロマ。味わいは対照的で超ドライ。白だけど冷蔵庫で冷やすより少し高めの温度で香りを楽しんでもらいたいワイン。
グロース家はオーストリアはシュタイヤーマルク州のラッチュ・アン・デア・ヴァインシュトラーセ(スロヴェニアとの国境の村)で1750年からワイン造りを行う歴史あるファミリー。
10年前から兄のヨハネスがオーストリアを、弟のミヒャエルがスロヴェニアのワイナリーを受け持っている。除草剤、殺虫剤、化学肥料に頼らず生物多様性を高めている。肥料も自家製で2年かけて熟成させたものをわずかに使用するのみ。